好きなことに没頭する時間を5分でも持つ
休んでいるつもりだった・・
私は店の立ち退きを機に新たに理想のライフスタイルを再考する中、心にゆとりを持ちながら自由に働くスタイルを常に模索していました。立ち退いた年は特に、ずっと過労で無理を強いてきた心身を労わり「休むこと」を優先しました。
そして、それなりにいくつか仕事もしたと同時に、多くの時間を努めて「ダラダラ」すること、主にはNetFlixで海外ドラマや映画を観ることに費やしました(笑)。体を休めたおかげで固すぎて鍼が打てなかった脚の筋肉もだいぶ緩んだし、腸が休めたおかげでアレルギー反応が著しく改善したりと様々良いことがありました。
だけど私は師匠(カウンセラーのまさみさん)にある時言われました、「全然休めてないよ」って。うん、確かに!
労働時間を大幅に減らしたとはいえ、内省が足りず仕事の多くは「好きなこと」ではなく実は「できること=そんなに好きじゃないこと」であったので疲れていたと思います。
(また、何が好きで何をしたいのか明確に定まらないことに年齢的に焦ったり不安に思ったりという負の思考も疲れの原因だったと振り返ってみて思います。そして後述の通り、好きなことを見つけるためにも休むことは大切です!)
「休む」というのは、体を弛緩するだけではなく、心身のエネルギーが高まって初めて言えるのではないでしょうか!
毎回毎回、休日にダラダラ家で過ごすだけでは疲れが取れないことも多いはずなので要注意!
エネルギーを高めるには?
それで、どういう時にエネルギーが高まるかというと、「自分の意識や感覚が何か好きなことに浸る時」です。
考えるだけで心の中が明るくなること、ワクワクすること、ときめくこと。
そういうことに夢中になったり浸りきる時間が多ければ多いほど心は癒されエネルギーは高まります。
例えば私のしていたNetFlixを観ることなら、良い作品をたまに観ることはいいと思うのです。非日常的な疑似体験をする、煮詰まった考えから一度離れる、エキサイティングする、空想の世界に浸る、好きな人と映画館へ出かける、とても楽しいし良い気分転換になりますね。
海外ドラマって大作で豪華な長編映画のようだったりするのですが、海外ドラマ含めて映画鑑賞を例えば週末の楽しみにとっておくとか、非日常的な特別な時間であればリフレッシュ効果は高いかもしれません。
だけど多くの場合、映画を日々たくさん観る習慣を持つことは「自分の意識を遮っているだけ」で休むことにはならなかったと感じています。
私の映画鑑賞時間は「なんとなく楽しいことで、なんとなくやり過ごす時間」であって、どんなに作品に興奮していたとしても好きなことに没頭することとは全く質が異なると思いました。
私が時間を忘れて楽しんでいられる時間というのは、アート作品や工芸品に触れ、作家さんから直接「ものづくりの背景を聞くこと」、それからもう一つは壮大な自然の中に身を置くことです。これらは、次のその楽しみの時を妄想するだけで胸がときめきます。
その好きな時間の中にいる時は、信じられないくらい疲れも吹っ飛び喜びに満ちていて、頭のてっぺんまでエネルギーが充満しているものです!
(ただし、映画を作りたいとか、俳優になりたいとかくらいに映画愛、情熱や研究心を持つ人なら話は別かもしれません。映画の中には心底から好きで何度観ても感動し勇気や元気がもらえる名作もあるとは思います。だから「多くの場合」、と断っておく必要があるとは思います。)
没頭でなくても妄想でもOK!
皆さんは、1日の中に好きなことに没頭する時間はどれくらいありますか?
好きなことに浸る時間、妄想する時間といっても良いです!
毎日寝食を忘れるくらい好きなことに没頭できれば最高ですが(そしてそれが仕事であれば本当に最高ですが)、内容によっては難しいことも多いでしょう。
実際に毎日取り組めない内容であれば、その好きなことを妄想する時間を1日の中で5分でも持ち、少しでも多くすることが大切です。
例えば私が好きな自然散策なら、毎日は行けないけど次のプランを立てるとか、行きたい場所を本やSNSの写真を見て探すとか、キャンプした時のことを想像するとか、アウトドア用品を見に行くとか、登山の好きな人と情報交換をするとか。
それだけでもエネルギーが充満してきます!ワクワクすること、心が明るくなることはとても大切です!
好きなことが分からないという人へ
好きなことが分からないと思う人もいるかもしれません。そんな人は心が休まる場所や時間を「思い出して!」ください。
お気に入りのカフェがあればそのカフェで過ごす時間を少しでも多く持つとか。お風呂が好きであれば好きな銭湯や温泉に出かけることを考えるとか。なんとなく癒される、気持ちの良いところに足を運びましょう!(「好きなことを見つけないといけない!」と無理強いはしないでくださいね!強迫観念は逆に疲れます!好きだから行きたくなる場所を思い出してください。)
少しでも好きな場所や時間を見つけて自分を浸らせてあげることで癒されます。また、そうすると本当にやりたいことまで見つかったりするものです!
好きなことの延長にやりたいことは見つかります!そして思う存分好きなことに浸って本当に心が明るくなっている時に閃きは降りてくるものです。
(ああ、懐かしい!私は食育に関する仕事がしたいと悩んでいた時代、パリで通っていた大好きなカフェで一息ついている時に「帰国してカフェを持とう!」と心の声をはっきりと聞いたのでした。私は今また、原点に再帰して好きな時間を毎日の中に少しでも多く持つようにしています!)