なぜ料理をするのか、なぜレコッコレだったのか。サスティナブルに生きたい人は食にこだわろう!

 

「食」について勉強を深めていくと、「食」は人類が生きていく上で真ん中にあるものなので、リンクするものがたくさんあることが分かります。

例えば健康や農業はもちろんのこと、医療問題や健康保険、アメリカの占領政策や日米関係、戦後歩んできた日本の歴史、日本の伝統や文化、教育、社会、政治、流通、環境保全、自然の摂理、エネルギー問題、ゴミ問題、家族のあり方、体だけではなく精神の健康などなど様々なことと深く関連します。

食にこだわると色んな社会問題が解決するわけ

私は母が変えてくれた食事をきっかけに、18歳くらいの頃から食に関する本を読み漁り、人生観が大きく変わりました。

衝撃だったのは日米関係。私たちの健康や思考、人生そのものを、アメリカに奪われいると知って憤りを感じました。例えば、アメリカで余った牛乳や小麦を、日本人に「健康食」と偽って給食に導入させ、余ったものをお金にする市場として日本を利用したことを知りました。他に、自給率が極端に低く、天ぷら、うどん、味噌など日本のあらゆる伝統食を作るにも海外から輸入せねば国内に原料となる食材がない状態にさせられたこと(=アメリカが兵糧攻めできる状態、小麦自給率12%、大豆自給率7%)。占領政策で思考力、愛国心、アイデンティティの育たない、自虐史観を植え付け自信のない国民にする教育をしたこと、愚民化政策を取ったこと(3R5D3S政策、WGIP)。

インドでも悲惨なことがあって、「援助」という名の下に、アメリカが、種の取れない綿花の種をインドに多量に寄付した後、綿農家は種を自家採取できなくなりアメリカの種会社から種を購入せざるをえなくなりました。ますます貧困となってたくさんの自殺者が出たそうです。

健康に良いと謳われるものや援助という聞こえのいいものが金儲けのための嘘であることが多く、誰かが儲けるために自分たちの人生が狂わされていることを学びました。

他にも農薬で農家さんの健康被害が出ていることや環境破壊となっていることを知ったり、動物食が多すぎて病気が増えていること、家畜を減らせば多量の穀物が飼料ではなく人に回せて食糧危機問題の解決につながるなどという考え方を知ったり。川に流れた化学肥料の成分が環境ホルモンといって、女性ホルモンと似た働きをするため、ある川ではメダカやボラなど魚がメス化し人の性ホルモンにも影響していること。汚染物質が食物連鎖されていくうちに濃縮されること、などなど多くのことを学ぶこととなりました。

醤油の造り方について知ろうとすると、江戸時代は古くなった酒樽を醤油屋さんがリサイクルして使ったそうです。酒蔵で樽に棲みついていた微生物によってなお一層美味しい醤油が造られたそうですが、素晴らしい消費循環型社会が江戸時代には成り立っていたことも知りました。

自然の摂理、地球も植物も人間も全ては陰陽エネルギーのバランスで成り立っていることも学びました。

ここで書いたことは勉強したことのほんの一部ですが、とにかく「食の選択を変えることで、健康や農業をはじめとする多くの食と関連深い社会問題が解決する、そしたら日本や世界は平和になる!!」と思いました。

無農薬野菜を奨励すること一つでも、食べる人や農家さんの体を健やかにし医療負担が軽減する、人の心が穏やかで健康になってもっと日本全体が幸せになる、川や土壌が汚染されずに生態系が守れる、というように、数珠つなぎで問題が改善していきます。

自分一人の力は限られているけど本物の自然な食材提供を通して、「世界を変えたい!平和にしたい!」「日本社会を良くしたい」「自然を守りたい」と本気で思って開業しました。

また、「食」の勉強をして意識が覚醒し夢を見つけた体験から、日本人はアメリカに腑抜けにされたけど、「日本人が夢を見つけるため」「夢を叶えるために必要な健康体を手に入れるべく食の啓蒙が肝心だ」と考えました。

当時健康食は、一般的に「薄味で不味い」イメージを持たれていましたが、「自然な本物の食材はとっても美味しいこと」も伝えたいと思いました。人工的な味ではなく、「本当に美味しいものは体にいい!」、ということです。ビオワインと同じです!!

自然なものを口にすることが本当に美味しくて家での食事が楽しみだったし、そればかりか勉強したいことが生まれて初めて出てきて視野が広がり、「食」を追求したおかげで、ある意味人生が豊かになったと感じました。

ちょうど2002年に「食育」という言葉を知って、「まさに私がやりたいのはこれだ!」とビビッと来たのを覚えています。そして当時勤めていた会社を退社しました。

ただ、人にそう話すのはおこがましいので、シンプルに「食を見直すきっかけ作りがしたい」と、よほど長々話を聞いてもらえる時以外はそう話していました。

10年前よりかはオーガニック食品の選択肢が増えたり、自然食を勉強する人も増えてきたとは思いますが、「私たちは食べたものでできている」と、表面的な意味でなく本当の意味で体感を持って理解している人はまだまだ少ないと思います。例えば多くはなんとなくイメージで「オーガニックはいい」と知っているだけ。

「いいのは知ってるけどお金がかかるから選べない」、そう言っている人は、本当には知らないのと同じだと私は思っています。

世に溢れる食品の真実を本当に知っていたなら「自然食材が高いとは言っていられない」と思うからです。

手に取った醤油が、中国人の毛髪を原料にした「人毛醤油」だと知っても安いからといって買いますか?っていう話です。原材料表記は真実を語りません。

wikipedia 人毛醤油

*添加物の多くは中国で製造されます。人毛のアミノ酸が過去の話だとは言い切れません。人毛でなくてもゴミ同然のものから作られます。ヨーロッパでは日本からの輸入を禁じている醤油もあります。

 

増え続ける自然界にないフェイク食品と本当の食料問題解決

今、オーガニックに関心が少しずつは高まる一方で、自然界にはないものがますます作られようとしています。例えば、遺伝子組み換えバクテリアというのが開発されています。サトウキビの絞りカスで飼いグルタミン酸を吐かせ、そこにあらゆる化学物質を加えて作った自然界にはないグルタミン酸ナトリウムを食品に使うことを、メーカーや科学者は「味噌や醤油と同じ発酵」と触れ回っています。遺伝子組み換えバクテリアが吐き出すもの自体の安全性にも疑いが残ります。

Wikipedia グルタミン酸ナトリウム

本物の醸造工程で自然の中で生まれた旨味とは味も質も全く違いますし、自然界にないものは必ず体に支障をきたします。

私達は自然の一部です。自然の産物であれば栄養として血肉に取り込む仕組みが備わっていたり、不要なものは処理することができます。一方、不自然なものは免疫系や排泄システムに大きな負担をかけたり製造ラインでも処理できなくて体の活動を根本的におかしくしてしまう可能性が高いのです。

だけど、ますますバイオテクノロジー+化学で作られる「バイオ化学調味料」なるものは増える一方です。遺伝子組み換え大豆で油を絞った後のカスを原料に、カラメル色素やこういったグルタミン酸ナトリウムを合わせて「美味しい醤油の出来上がり」と手軽に作れる醤油ばかりが店頭に並び、逆に木の樽で1年から3年かけて伝統的な方法で造る醤油などは高いと言われて売れずになくなっていくのでしょうか・・・。樽職人さんがもうほぼいないとも聞きますが・・・。

政府が後押しするバイオテクノロジーによる食品開発や昆虫食、そんなものはどうだっていい!人を汚し健康を蝕むもので食料問題を解決するものではありません!自給率を高めるように舵取りをすべきです。今、日本の自給率は38%です!自給率の低さの原因の一つは、農家さんの、苦労に見合わない低所得でもあります。EUや米国では農家さんを公的助成しています。例えばフランスでは農家所得の4、5割が国の補助金です。自給率はアメリカやフランスでは130%ほどあります。

農家だった弟が言ってました、何度役所に行っても耳を貸してもらえずまともに助成金も得られないことを。周りの高齢の70代、80代の農家さんは常に赤字だけど、先祖代々の土地を守るためだけに農業を続けていることを。

日本でも農家さんをしっかり支える補助金制度を設けるべきです!

日本は命の手綱をアメリカに握られています。食料輸入がストップすれば食料が行き渡りません!日本をコントロールしやすいように弱みを持たされているのです。戦争のような緊急事態時に自国で食料が自給できないなんて危なすぎます!

 

添加物はホラー!

(カイガラムシ画像は「となりのカインズさん」https://magazine.cainz.com/article/3885より拝借)

遺伝子組み換えバクテリアに話を戻すと、遺伝子組み換えバクテリアを元に作られるもので多いのが、グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウムなどのアミノ酸類です。直接表示を避け「調味料(アミノ酸等)」と表記されることが多いです。他、キシラナーゼなどの酵素、ビタミンB2やビタミンCといったビタミンまで遺伝子組み換え技術による 添加物になってしまいました。

(また別で記事にしますが、グルタミン酸とグルタミン酸ナトリウムは別物です!)

他、添加物の話で行くと、分かりやすい例を出すなら、抹茶のお菓子は抹茶ではなく「蚕のフン」で作られていたり、ストロベリー色のソースやハムのピンクカラーはカメムシの仲間であるグロテスクな「カイガラムシのメスの体液」だったりします。見た目が美味しそうな食べ物だと、「ふーん、そうなんだ・・・」とピンと来ない人が多いみたいです。子供が外で虫のフンを食べていたり虫を潰して体液を舐めていたらどうします?必死で止めますよね?天然物だから大丈夫???実際カイガラムシから作るコチニール色素はアレルギー発作の原因となると報告されています。とにかく、そういうゴミとか虫を偽って別の食品に見せて買わせる、知らず知らずに食べさせられるって、非常に消費者をコケにしているし冒涜していると思います。

虫を食べるのが平気な人もいるかもしれません。選択して食べるのならいいと思います。原材料表記で虫を使っていることが明記されているなら問題ないかもしれません。イチゴ味やハムを食べているつもりが、知らず知らずのうちに食べたくなかった虫を食べさせられている状態は詐欺じゃないですかね!? 私はゲテモノは食べたくありません。

 

美味しそうな美しい見た目ほだされないでください!

食品の見た目に騙されないでください!!日本人よ、覚醒してください!!

こうした現状を変えたくてお金にはならないけど命を削るようにしてめちゃめちゃ頑張って11年間本町でレコッコレを営業してきた訳なんです。誰かの考えを改めさせようとしているわけでも、自分の考えを押し付けようとしているのでもありません!!ただ真実を本当に知った上で選択をしてもらえたら・・、と考えます。

無知無関心のままでは選択をしているつもりでも選択していることにならない。真実を知れば「ぎゃー!こんなものを食べていたのか!」と気が付いて、自ずと選択や行動が変わる人はきっと多いと思います。

イメージ処理ではなく、食について勉強して真実を知って選択をしてください!

あなたのために、日本のために、地球のために、子供達のために。

 

サスティナブルな活動をしたい人へ

何かサスティナブルな活動がしたいと考えている人が増えているように感じますが、そういった方はまずは自分の食材にこだわってみることを提案します!ぜひ食について勉強を深めませんか?まだちょっと説明不足かもしれませんが、「食」を改善することで地球に貢献できて循環社会にしていけることがイメージできませんか?

 

今日のおすすめの一冊!!イメージ処理しないで勉強しよう!

「実は危ない食べ物 健康志向・安全志向の落とし穴」著者 南 清貴 (ワニブックス)

 

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ
にほんブログ村

 

気に入ったらシェアお願いします♫
2021年10月06日 | Posted in ライフスタイル, 食習慣・健康 | | Comments Closed 

関連記事