円形脱毛症になったけど、すぐ治せたという話。食べ物のこだわりが髪の毛と地球を救う。
髪の毛のありようは、人の見た目を大きく左右します。薄毛や抜け毛に悩んでいる人に参考になるかもしれません。
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円形脱毛症になった!
今年5月ごろ、本当にびっくりした。鏡の前で髪をとかしていると、頭のてっぺんの方がツルッと大きく光っていた!!
「ええっ!!??なになに??」
手鏡を使って見てみると、つむじの左側に500円玉ほどの円形脱毛が突如できていました。ちょうどその頃テレビ番組で円形脱毛症から始まり、頭全部に髪が生えなくなった方を取り上げる放送を観たところで、「自己免疫疾患の一つで、現代の医学では、はっきりとした原因と治療方法が解らない」と番組では告げていました。
円型脱毛症もそうですが、大体の原因不明の病は「ストレス過多が原因」とされがちです。確かにストレスが多いと髪の毛が抜ける話は聞きますが、私はそんな大きな脱毛箇所ができるほどのストレスを抱えているとは思えませんでした。
レコッコレのブログではお馴染み、長年お世話になっているお医者様の小西先生にもしも実際に会えていたらすぐに原因は分かったと思うのですが、閉院されていたのでメールで相談しました。
抜け毛がある時にする検査
小西先生からは「甲状腺機能が低下しているときに抜け毛が多くなるので甲状腺の専門科で血液検査をする」ことをお勧めしてもらいました。
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌量が不足し、全身の新陳代謝が低下する病気です。抜け毛のほかに 、倦怠感 ・寒がり・むくみ ・皮膚の乾燥 ・体重増加 ・過眠の傾向 ・抑うつ ・無気力 ・月経異常 ・声の低音化 ・便秘 などの症状がみられるようになるそうです。
その頃、腕の乾燥があったこともあり、甲状腺の専門科の病院に行ってみました。
血液検査結果。至って良好!!普段健康診断に行かないのですが、健康に自信が持てました。
とりあえず私の場合は甲状腺が問題ではなかったのですが、更年期障害や、バセドウ病や橋本病という甲状腺の病気でも、円型ではないけれど、抜け毛が多くなるそうです。
抜け毛がある人はひとまず甲状腺の専門科医に診てもらうといいのではないでしょうか。
あるものをやめたら数日で髪が生え出した!
私は体にトラブルがあると、とりあえずすぐに「体の排毒作用=アレルギー症状」を疑います。自分の体に合っていないものや摂り過ぎたものを考えます。
・最近新しく食習慣に取り入れたものは何か
・摂りすぎたものがあるか
・旬でないものを多く摂ったか
・添加物の多いものを多く食べたか
まずこういうことをチェックします。
明らかにすぐに思い当たるものがありました。それは、生クリームです。
生クリームはこの10年で1回しか買ったことがないくらいレアな買い物です。外食ではたまに食べますが、買うことは滅多にありません。
この時生クリームを買ったのは、久しぶりに美味しい極上のカルボナーラを食べたかったからでした。
巷の飲食店ではなかなかない、平飼いの卵とよつ葉の生クリーム、無添加の美味しいベーコン、オーガニック胡椒とイタリアの天日塩で作ったカルボナーラ。
バリうまい!!
2食分作ったのですが、生クリームが余るわけです。冷凍を考えましたが、一度冷凍すると美味しくなくなると思って、毎日コーヒーに入れたり、トマトリゾットソースに使ったりと、何かしらうちでは「レアな生クリーム使い」を数日間していました。
髪の毛は東洋医学では排毒で抜けることがあると言われます。私はこの生クリームを疑い、東城百合子さんの自然療法の本を見たり、マクロビオティックの望診の本を参考に見ました。
するとやはり!!「動物性脂肪や乳脂肪など動物性食品を急に多く摂りすぎたことにより小腸の機能を害し円形脱毛症になる」と書いてありました!!
生クリームはまだ半分残っていましたが、もったいないけど廃棄しました。すると、生クリームをやめた途端にツルツルに一本もなかった地肌から髪が無事に生えてきたのです!!
最初は脱毛面積に対して半分くらいしか生えていなかったのですが、3ヶ月もすれば脱毛箇所が分からないくらいに密に生えました、良かった・・・。
西洋医学は進歩しているといえども限界がある
円形脱毛症でなくとも、そもそも頭頂部の抜け毛は、肉、乳製品、脂ののった魚などの動物性食品を多く摂っている人に起きやすいものです。頭頂部は小腸の反射区です。動物性脂肪はグルメ食品としては好まれますが、小腸にとっては苦手な食品です。小腸機能が弱ってしまうため、また、摂りすぎの動物性脂肪を排毒するため抜け毛が起こるとされます。
私は、脂肪の排出を助けてくれるし日干し大根を具に、これまた脂肪排出を助ける干し椎茸を出汁にして味噌汁を食べるようにしました。日干し大根は育毛に必要な鉄分も多く含みます。
なんらかの原因や対策が解明されない時は、中医学(東洋医学)や望診の知識に一度頼ってみるといいかもしれません。
それでも全てが解明するわけではありません。「食べたものでできている」私達は、何をいつ多く食べてきたかで体質が異なり、さらに育った環境の異なる全く体質の違う両親の掛け合わせで生まれるのですから細かく見ると誰一人全く同じ体質なんてあり得ません。一人一人違った症状が出るのでエビデンスが取りにくく、結局知識では「多くの人に見られた因果関係」しか知りようがないのです。(その細かく見たときにその人の体質が解るのが小西先生だったのですが・・。)
ちなみにおいしいカルボナーラの作り方(笑)
おいしいカルボナーラ作りは火の通し方がキーになります。
1.パスタを茹でる間にオリーブオイルで玉ねぎとベーコンとニンニク一かけを炒める。
2. ボールに卵1個と生クリーム大さじ2と塩胡椒、パルメザンチーズなど好きなチーズを大さじ3〜4杯おろして入れる。フォークでよく混ぜておく。なければピザ用のチーズを入れて、後でよく溶けるように混ぜる。
3.1で炒めた玉ねぎとベーコンをボールに入れる。
4.パスタは1分早めにザルにあげるが、その時、茹汁は別の大きなボールに取っておく。
5.大きなボールの茹で汁に3のボール底をつけて、パスタとソースをよく絡めて卵やチーズがとろとろ絡むまで火を通す(10秒くらいかな)。
フライパンだと火を通しすぎて卵が固くなりがちですが、茹で汁の余熱で火を通すやり方だと失敗がありません。
こんな作り方、イタリア人には認められないと思うけど、ぜひお試しください。
食を変えると髪が生え、人生も日本も地球も変わる
食べたものが体の状態を作るし髪の毛も生えたり抜けたりするわけです。どんなに食べ物が大切だと言っても、言葉の表面上の理解のみでなかなか伝わらないしスルーされることが多くて難しいです。だけどもしも本当に本当に巷の食品の真実を理解したなら選択肢は自ずと変わるはずです。
例えばの話、実在するのですが、醤油が中国人の髪の毛から取るアミノ酸(=旨味成分)で作ると知ったなら?それを選択しますかね?安いからって結局それを買うのかな?単純に気持ち悪いし添加物は危険な化学物質です。無知と無関心が一番怖い!
誰かが体を蔑ろにしているとしてもそれはその方の責任かもしれません。
だけど、食べ物にこだわるというのは、食べる人だけの問題でない。地球環境や農業、食品造りの伝統手法の存続、動植物の命、医療問題、日本の社会、経済などなど様々な問題に関係しています。
そして、自然素材と自然な調理法にこだわるほど「もっとおいしいもの」をいただける幸せがあったり、健やかでいることの心地よさがあります。
「食」は「人を良くする」と書きますが、「食」を良くするだけでも地球や日本の将来は変わるはずです。
食べ物や食べ方に気を配り、健康な髪を育み、地球と日本の未来を変えましょう!自然環境と体内を汚染する農薬や化学肥料をできるだけ使用しない野菜を選ぶ、天然醸造の調味料を使う、一番簡単にできるサスティナブル活動です!