体を整えて自由になるための自然食!

食事で体を変える

レコッコレのお客さんで、ひどいアトピーを甲田療法(食事療法)でたった1ヶ月で治した方がいらっしゃいます。時間はかかることもあるけれど、私も最近食べ物によって健康レベルが上がって、変化してきたな〜と実感できて嬉しいことがあります。

健康レベルを上げるために食事に気を付けるとは、簡単に言えば「自分に合わないものを食べない」ということです。

合わないものが何かというと例えば・・・

・添加物や農薬などの化学物質を含むもの(不自然なもの)
・オーガニック食材であっても相性が合わずに鼻炎などのアレルギーの原因になるもの
・冷やすもの

という感じです。私は知識に捉われず、体に合わないと反応(アレルギー症状)の出たものを徹底的に排除していきました。

(ただ、その原因となるものを判断するのは難しい時があります。解らない時は小西クリニックへ行っていました。)

また、後述する陰陽のエネルギー、どちらかに偏らないように気をつけています。

 

ひどい眠気や疲労感もアレルギー症状

「自分は何食べても平気」だと言いながら、アレルギー症状に気が付いていない人も多くいます。

例えば、単なる花粉症だと思っているけど本質は食事に問題のある、アレルギー症状である人が多くいます。ひどく抜けない疲労感、シミやソバカスが多い、吹き出物が多い人、肩こりがひどい、眠気がひどい、目の下にクマがある、中耳炎、お腹がゆるい、こういったことも食材が体に合っていない時や過剰にとりすぎている時に反応して起こる症状です。

不調を当たり前とせず、体を丁寧に点検して食事を見直すきっかけにしてみてください。

 

自然食は制限食ではない

食事に気をつけることはストイックで制限をかけて自由のないものと捉える人が多いと思います。

実はその逆で、食事に気をつけることは「なんでも食べられる体を作って自由になる」ということなのです。そして自由にやりたいことに意欲的に精を出せる体を作るためのものであって、本来は狭い視野であれこれ我慢して食べることではありません。

(大病されている方は養生するために一時的に食事を制限する必要があることはあります)

病弱な人にはオススメしませんが、健康レベルが高いならば時々であれば生クリームをソースにたっぷり使った肉料理を食べても、バターたっぷりのケーキを食べてもいいんです!ラーメンの半チャンセットを食べてもいいんです!さらに、陰陽論を知っていればバランスを取り戻す方法を知っているということなので、早く調子を取り戻す対処ができます。

といってもこういうハレの料理や嗜好品はもちろん時々食べてもいいという話ですよ!日々の食事が体を作るのですから、日常的に食していい訳ではありません。ただ、何かを食べちゃいけないととらわれる必要ないのです。

 

陰陽論を学んで自然の摂理を知ろう

陰陽論とは一言で言えば、「自然観」です。自然や宇宙がどう成り立っているかを読み解く方法です。BC2000年以前から伝えられていて、中医学のベースとなっています。

自然は陰と陽のエネルギーバランスで成り立っています。陰と陽のどちらかに偏ることなく、できるだけ真ん中の中庸でいられると、心身のバランスが取りやすくなります。レコッコレの料理は、陰陽のバランスを取ることを大切にしています。活用している「重ね煮」は、エネルギーの偏りをなくして陰陽を融合する調理法です。これをすることで食材の旨みや甘みがアップします。

陰性とは

陰性とは、陰のエネルギーの特性が強いこと。陰は、遠心力、拡散力、冷やす、外や上に向かうエネルギーです。

地球から宇宙に向かうエネルギーで、地表から伸びる野菜は、高く伸びるものほど、水分を多く含むほど陰性の特性が強いです。

それがたくさん体に入ると、体がゆるむ、冷える、無気力になる、ひどい場合は鬱になることもある。

見えないエネルギーの球が体内で膨張するのを想像してみてください。

陽性とは

陽性とは、陽のエネルギーの特性が強いこと。陽は求心力、収縮、熱くする、固まる、下降するエネルギーです。

根菜類は地球の中心に向かうエネルギーが強いので、地表に伸びる野菜よりも陽性です。食品の中で陽性が一番強いのは肉類です。

陽性食品を摂りすぎると収縮するエネルギーにより血栓、ポリープ、ガンなどのかたまりができやすくなります。常に内側に圧迫する見えないエネルギー球を体に入れたと想像してみてください。

性格的にもせっかちだったり怒りっぽくなったりします。

陰陽論が分かるおすすめリンク

夏野菜と冬の根菜類を比べると、陰陽の特徴が掴みやすいかもしれません。陰陽どちらかに偏るということは、実際筋肉の収縮具合や内臓の状態など様々に影響します。陰陽が分かると日常的に体感します。

一冊くらいは本を読むのがオススメです。

陰陽論について詳細⬇︎

https://macrobioticweb.com/about/inyo.shtml

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ryodoraku1968/24/12/24_12_312/_pdf/-char/ja  ←結構詳しく書いてある

 

陽性の味噌が極陰性の放射能から命を救った実話!

添加物や農薬など化学物質や放射能などは極陰性です。長崎に原爆が落ちた後、陰性の砂糖は一切摂らせず、味噌や黒ごま、玄米など陽性食品を食べさせることで患者やスタッフに原爆症が発症しなかったという秋月医院の話は有名です。1986年に起こったチェルノブイリ原発事故の際には味噌の輸出が増加しました。

 

敏感体質でいいこと嫌なこと

望診で有名な山村先生とお会いできた時に「(私は)生まれつき胃腸が弱い」とおっしゃいました。腸が弱いから余計敏感体質なのかもしれません。あまりに敏感だとしんどいですが、ある程度敏感であることは、自分にとって合わない食材に反応したり排出できたりするということなので、病の因の「早期発見早期治療」となっていいこともあります。

最初は違っても、毎日の自然食で体がもとより敏感になることはよくあることです。これは経験ある人にしか分からないですよね。食べたもので体がしんどくなってしまう時、「考えすぎでしょ」「気のせいでしょ」「風邪でしょ」「自然食してると体弱くなるんだ」と思われてしまって理解してもらえなかったりします。本当は自分の体を守るためにいいことなんですけどね。

私の場合生まれつきの敏感体質だけでなく、店を経営していた頃は、過労で内臓が回復しないせいでアレルギー反応がひどかったです。休息を十分にとり、内臓を回復させることは本当に大切です!!それから、本当にしんどい時は、断食か一日のうち1食だけでも食事を抜いてより早くデトックスをする、サウナで汗をかく、できる範囲で運動をして体のめぐりを良くする、などすると多少は体が楽になります。

 

シミ・ソバカスの意外な原因

以前のひどい鼻炎から解放され、快適な毎日を過ごすようになったので、ある日小西クリニックの小西先生にそれを伝えたら「健康レベルが上がると局所的にアレルギーが良くなる」「そこからさらに全体的にだんだん良くなる」というようなことを聞きました(いつも大体で理解するから曖昧な会話の記述で申し訳ないですが)。時間がかかったけど大きく体が変化したのだと大変嬉しかったです。

自然食がベースだと美肌になっても良さそうなものですが、頬のあたりにシミ・ソバカスが気になるくらいにあります。5円玉くらいのシミができたこともありました。自然療法や中医学の知見では、ある特定の食べものや合わないものが体に溜まると、それに対応する臓器に影響し、それが皮膚にシミや吹き出物、または関節などに現れます。茶色のシミ・ソバカスは主に白米や人工旨味成分のほか、甘味料の摂り過ぎ(陰性焼け)もしくは塩分の摂りすぎ(陽性焼け)が原因と言われます。私の場合はどちらもそれほど量が多いとは思えなかったので小西先生に相談しました。

原因は何かと聞いたところ、「敏感体質な人はシミが出やすい。健康レベルが上がると消えるよ」と教えてもらいました!

砂糖などに限らず不要なものや合わないものの排出なんですね。一時期あった大きなシミは、今は消えました。というか、そもそも日焼け止め塗ってないので「塗れよ!」って話ではありますが。

 

聞きかじった栄養学を鵜呑みにするな!

間違いだらけの栄養学

先日「コーヒーを一日5杯飲むとガン予防になる!」と聞きましたが、栄養学の落とし穴ですね(単なるコーヒー業界の宣伝文句である可能性もあり)。着目した栄養素とその効能だけ見ればたくさん摂ればいいということになるけれど、非常に短絡的な物見です。コーヒー5杯は良い効能より冷えなどの弊害の方が大きくなるでしょう。

ちなみに以前出会ったことのある有名なマクロビオティックの先生は、コーヒーは月に1杯しか飲まないとおっしゃっていました。私はそこまで敬遠することないと思うけど、コーヒーは陰性食品の代表格ですね。焙ってもいるから陽性の特性もあり、だからこそ足の爪先は冷えるけど上半身には火照りを感じる人もいるでしょう。

栄養学や一般的な西洋医学のミクロな観点をベースにした健康論は、どんなに科学が進化しても、「陰陽論」のように「自然の摂理を考慮しマクロで捉える観点」なしでは決して完成しえません。

例えばコーヒーの例でいくと、熱帯地方の産物(コーヒー)は体を冷やす特性があり、温帯地方に住む私たちが年がら年中飲むのは不自然だな〜と陰陽論を勉強すると解ります。許容量も人によって違いますが、筋肉量の多い人や男性、肉や塩分などNaを多く摂っている人であれば陽性体質なので少し多めでも大丈夫そうだな〜と判断できます。栄養素だけを見ていては体を冷やしたり緩めたりすることが分かりませんし、人によって許容量が違うことも解りませんね。

栄養学は大切ですけど完全ではありません。そもそも人間の体の造りは宇宙ほどに神秘的で謎が多いものなので、人が解りきることはないのだと思います。

 

栄養学の落とし穴から発展する間違いだらけの健康論

栄養学や巷な健康論は、上記したように短絡的で間違いであることがよくあります。その事例をいくつかピックアップします。

ちなみに、多くの健康論は何らかの食品の「宣伝」にすぎず、そもそも健康論でない場合もあります(例えばポ○リスエット、健康食品だと思っている人多いよね・・・)。

 

卵は完全食だから毎日食べよう?

「卵は完全食だから毎日食べよう」と表現されることがありますが、毎日食べると動物性食品の摂りすぎとなり、何らかの不調が起こりえます。例えばアトピー、アゴ周辺のニキビ、後頭部の頭痛、生殖器や子宮のトラブルなどが考えられます。ガンになるリスクが上がるというエビデンスもあります(NIPPON DATA90)。もし毎日必ず食べる人で何らかの不調がある人は試しにやめてみてください!

(うちの祖父も一日1個の卵が原因で小西先生に何かの不調の原因が卵だと言われたことがあったのですが・・すみません、忘れてしまいました。小西クリニックに通った人であれば解ると思いますが、何かを摂りすぎた時にでる不調や症状は、本当に人によって様々なので、色んなことがあり得ます。)

 

鉄分補給で肉をしっかり食べよう?

「肉にはヘム鉄が豊富なので積極的に食べましょう!」という医師の書籍も読みました。ヘム鉄が摂れるからと言って積極的に食べるのはどう思いますか?生活習慣病は動物性食品の摂りすぎが大きな原因の一つではなかったでしょうか?つまりここでも言いたいのは、栄養素だけ見ると間違うことがあるという話です。

 

水を毎日2リットル飲もう?

よく聞く「人は7割が水でできているから水を2リットル飲むと血液がキレイになって良い!」というのも、かなり短絡的に体に良いとされてしまっている典型的なエセ健康論です。単純な容器に入っている水を入れ替えるのとは話が全く異なります。食事に含まれる水の他に、純粋に水2リットルを毎日飲めば、それだけ排泄の数が増えて体が冷えます。特に腎臓に負担がかかります。特に運動を全くしない代謝の悪い人であればむくみますし、冷えることで悪循環となり、さらにむくみがひどくなりえます。低ナトリウム血症となり、食欲不振や頭痛、吐き気などの不調も起こりえます。

 

ローフードは主食にするべきではない

私は健康レベルが上がったことで以前と違い、自分でもびっくりするくらい、陰性食品である生野菜やフルーツを美味しく食べられるようになりました。この投稿の写真のサラダも自分のランチで食べたものです。以前はぶどう半房食べただけでもくしゃみをしだして鼻炎になるくらいでしたし、ローフードを食べても胃が冷えて力が出ずいいことなしでした。

今は食べるようになったからと言ってローフードを主食にする食事スタイルはオススメしません。ビタミンCが摂れるなど生で食べる良さもあるけれど、生野菜やフルーツをたくさん食べるとカリウム過多で体を冷やします。生の食材を多めに食べるのが向いている人は、運動をよくしている人、筋力のある人、大量に肉や魚をよく食べる人(or食べていた人)などの陽性体質の人です。体を冷ませて心地よく感じると思います。

また、野菜の細胞壁は頑丈で、人は消化できる酵素を十分に持っていないため、細胞壁内のフィトケミカルなど栄養素を吸収することができません。細かく切り刻んだとしても生野菜だとほとんど未消化のまま排出するそうです。スムージーは一見良さそうですが、攪拌する、細かくする、というのは陰性のエネルギーを強める調理法です。私は身をもって経験していますが、常温の水を使っても体をかなり冷やします。

食べて実験!!生野菜とスムージー、どちらの方が体を冷やすでしょう!?

①ケールを葉っぱで食べる、②ケールを水だけでスムージーにして飲む、

①と②をした後の体の変化を比べてみてください

日本には山芋や大根をおろして食べる、シソやゆずの皮など薬味を使う、浅漬けや梅干しなど漬物類を食べる文化がありますが、もともと和食には生のものを上手に食べる文化があるのです。

浅漬けやプレスサラダのように野菜に少し塩分を加えることで野菜の細胞壁を壊して消化を良くしたり、体を冷やさず酵素を摂り入れることができます。山芋や大根はおろすことで酵素が増えます。

ローフードも以前勉強したことがあったけど、人間みたいに病気をせず、人間と遺伝子の近いチンパンジーが何を食べているかを研究して出してきた理論というのが説得力がありそうで間違いです。チンパンジーと人の暮らしや生態は全く異なり適する食事は違って当然です。人と遺伝子が一番近い動物はチンパンジーではなくラットですが、ラットと同じ食事を摂ろうとはなりませんよね?

ローチョコはいつも決まってお腹を壊すので調べてみたら、やはり生で食べる酵素の有効性より毒性の方が強いみたいです。

 

自然の摂理に沿って食べる

健康論が錯綜するのは人の体が宇宙ほどに複雑で神秘である以外に、誰一人として同じ体質ではないからです。

両親がそれぞれどんな風土でどんなものを食べて育ってきたか、どんなものを受け継いできたか、母親が妊娠中に何を食べていたか、そういうことによって体質はバラバラです。

人は自然の一部なので、自然の摂理に沿うことが大切です。自然の摂理に沿っていれば細かい栄養素を知らなくても、ある程度健康的に理にかなった食生活が可能です。

・旬のものを中心に食べる(栄養価が高くて美味しい、体が季節に順応する)
・陰陽のバランスに気をつける
・化学的なものをできるだけ摂らない
・生命力いっぱいの自然なものをいただく
・できるだけ全体を食べる(whole food、一物全体)

・自然な調理法で料理する(電磁波で料理しないなど)
・住んでいる気候帯にあるものを中心に食べる
・洋食(肉・乳製品など動物性食品の多い料理)より体の作りにあっている伝統食を中心に食べる

健康のために栄養学も学ぶことは有意義ですが、栄養素だけ見て判断ミスをしていることもあれば、毎年のようにすぐに情報が書き換えられる側面もあります。

自然の摂理を学ぶために陰陽論を学ぶことは助けになります。勉強すれば腑に落ちることばかりです。ただ、どんな学問も完璧ではなく、人が人の体を完全に解明することはないと思います。陰陽論の中でもエビデンスを示すために栄養学は出てきますが、とにかく陰陽の視点を持って栄養学を参考にすると、バランスが良いように思います。ちなみに、大阪にも陰陽論を取り入れたホリスティック医療をされているクリニックありますよ!南森町の三浦クリニックもそうです。

自然の摂理に沿って快適に暮らし、好きなものを食べて自由にやりたいことをやるために自然食で健康レベルを上げるというのが健康食の本質です。

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ
にほんブログ村

気に入ったらシェアお願いします♫
2021年05月12日 | Posted in ライフスタイル, 食習慣・健康 | | Comments Closed 

関連記事