日本ハムの内部告発から見る日本の養豚場の実態と問題、命のいただき方について

 

日本の養豚場の実態

 

日本ハムの豚の虐待が、内部告発されました。

 

↑再生できるよ

日本ハムだけじゃありません、日本の畜産業の9割以上が同様の有様だと言われます。
麻酔を打たずに尻尾や睾丸を切られる子豚たち、それを動けない柵の前で目にさらされ、必死で抗議の声をあげながら無力に苦しみもがく母親豚。

振り向くことさえできない狭い鉄柵で一生を過ごす母親豚は、ストレスのあまり鉄柵をかじり続ける異常行動を取ります。何のためなのか、作業員には鉄の棒で強打されます。

このビデオの終盤では、Veganという選択肢を提案しています。私は、動物性食品の量は減らすべきだとは思いますが、Veganの方のポジションとは少し違い、野菜や果物も命なので、「野菜は食べていいけど動物は食べるべきではない」という主張はしません。

自然界は、草食動物以外は動物が動物を食べるシビアな世界ですし、「命を戴くこと」「命が巡ること」が自然の摂理です。ただし、現代人は病気になるほど肉を多く食べ過ぎです。ただの嗜好で大量に食べるような行為は本当に下劣だと思います。流行りのYoutuberの大食い動画も最悪です。

大切なのは、動物にできるだけ苦痛を与えず、できるだけ喜びを増やし、最後苦しむことなく一瞬で屠殺する動物福祉(アニマルフェルフェア=AW)に配慮した畜産をすること、そして適量を心底感謝していただくことが大切だと考えます。

家畜も感情を持つ、命あるものです。私達は、その命を頂いていることを忘れてはなりません。

 

虐待を受けた豚は食べる人の健康に影響はないのか?

 

↑ 画像: https://gendai.ismedia.jp/articles/-/76152?imp=0 現代ビジネス「“動物を乱暴に殺す”日本は、世界からこんなに遅れていた…!」より

 

養豚場は一般的に、常軌を逸した数を狭い檻で閉じ込める工場生産で、清潔好きな豚がいつも糞まみれな不衛生な状態にいる所が多いそうです。その上虐待を受け続けるわけです。ストレスが多く免疫力が下がり、いつ病気になってもおかしくない状況です。

ストレスいっぱいの不健康な家畜を食べることが、本来は食する人の健康にとっても良いわけがありません。健康で質の良い豚をいただく方が人の健康に寄与するに決まっています。

そんな豚に、消毒液やら農薬やらを身体中にかけ何とか病気を抑え込もうとするわけです。

そして抗生物質を投与するわけですが、その抗生物質の過剰投与が深刻に人の健康を脅かしています。どんな抗生物質にも耐性を持つ「スーパーバグ」と呼ばれるバクテリアが出現し、スーパーバグとなった病原性大腸菌やサルモネラ菌などが人の健康を害するのです。

実際生産性を追求した結果、豚インフルエンザのようなパンデミックを引き起こし多くの人の命を奪ったこともありました。

 

動物福祉に配慮した安心安全なお肉の買い方

 

動物福祉に配慮して育った豚は、人にとっても安心安全です。そして味も美味しいので、少々高くても十分に納得がいくでしょう。むしろ、お肉はもっと高価なご馳走であるべきだと思います。

 

癌をはじめとする生活習慣病の大きな原因の一つは肉をはじめとする動物性食品の食べ過ぎだと言われます。だから、動物福祉配慮の飼育で肉の値段が高くなると、肉の消費量が抑えられていいかもしれません。

 

動物福祉にケアするということは、可能な限り苦痛を減らし喜びを増やす飼育です。
飢えや渇き、栄養不足からの自由、
恐怖や苦痛からの自由、
物理的・熱の不快さからの自由、
傷害や疫病からの自由、
通常の行動様式を発言する自由

 

農家さんによっては、豚たちにフカフカの清潔な土の寝床を用意し、天然水を与え、運動を可能にし、豚がストレスなく暮らせるような場所で、愛情を持って育てているところもあります。

 

コープ自然派よつ葉ホームデリバリー、街のオーガニックショップや自然食品店では、動物福祉に配慮して育てた牛、豚、鶏のお肉や卵や牛乳を扱っています。

 

ペットのように飼ってたら可愛過ぎて食べられなくなる人も多いはず。普段目を背けている命のこと、今一度よく見つめて選択肢を変えませんか?

 

もしも、どうしても豚や牛、鶏、卵、牛乳をいただくなら、動物福祉に配慮したものを買いましょう!

 

 飲食店ではレアですが、知人の鉄板料理店では動物福祉に配慮したお肉でお料理していましたが、コロナ禍で閉店してしまったようです。ただ、飲食店にも卸している動物福祉ケアの精肉店もあるようです。

自然食品店リスト(大阪中心)

肉を扱ってない店(八百屋)も掲載してます。↓

大阪の自然食品店やマルシェ:

・小山ファーム(本町の船場センタービル10号館にて火・金曜など)
https://www.instagram.com/mk_farm/
・グリグリマルシェ(難波神社第2土曜・梅田大丸地下)
https://green39.jimdofree.com/

・自然館 (本町)
http://www.sizenkan.co.jp/
・ムスビガーデン (天満橋, 谷町4丁目)
https://musubi-garden.jp/store/
・キャロット (谷町9丁目, 上本町)
https://carrot-n.co.jp/
・BIO-RAL (阿波座)
http://www.lifecorp.jp/store/bio-ral/
・ビオファ(阿倍野)
https://www.biofach.biz/
・ナチュラルハウス(グランフロント大阪B1F)
https://www.naturalhouse.co.jp/shops/grandfront_osaka/
・エコスペースゆう(四天王寺夕陽丘)
https://www.facebook.com/ecospaceyou/
・五ふしの草(阿倍野)
http://itsufushi.com/
・野菜のかリス (新町のパプリカ食堂にて木曜)
https://www.facebook.com/events/1905202066469127/
・オガクロ(池田拠点、谷六周辺の飲食店などで移動販売)
http://www.organic-crossing.org/pg317.html
・MiKAN屋(東大阪拠点、移動販売あり)
https://ameblo.jp/mikanyaosaka/
・四季彩菜みき(天満/扇町) *有機野菜は少量、ほぼ減農薬栽培
http://shikisaisai.co.jp/

 

関西の自然食品デリバリー:

・コープ自然派
https://www.shizenha.ne.jp/
・よつ葉ホームデリバリー
https://www.yotuba.gr.jp/

 

ピカイチの農家さんより直送

・和(なごみ)ファーム(島根)
https://nagomifarm.com/
・虹色農園(神奈川)
https://nijiiro-farm.net/vegetables/
▶︎古い友人がやってる農園、めちゃめちゃ美味しい!!
・羽間農園(奈良・米と茶葉)
https://hamanouen.blogspot.com/

他、食べチョクなどで検索可能(食べチョクだけ実際に買ったことがありませんが・・)

 

↓こちらも見てください!!

一度見たらもう食べられない!?国内で9割以上で採用のケージ飼育の実態と不健康な卵

 

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2021年10月16日 | Posted in コラム, 環境・社会問題 | | Comments Closed 

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