食の選択が日本を豊かにする

 

食の選択を変えると、自然環境だけではなく様々な「社会の癌」も治癒していきます。健全で幸せな人が溢れると、日本という国が健全で豊かで幸せな国になります(あ、ちょっと、お花畑論かも!!笑)

自然が還る

食の選択を変えることで自然環境が改善します!

例えば農薬や化学肥料は土壌も水も汚染し生態系を変え自然を破壊します。もちろん自然の一部である私達の健康も破壊します。

土に還るものだけを使った有機農法の野菜を選ぶことで自然環境を守ることができます。

また、現代人は肉の食べ過ぎです。健康にも悪いですが、家畜用の放牧地のために森林破壊が進んでいます。地球の陸地の26%が牧草地なのだそうです、かなり広大です!そして世界中の農地の75〜80%が家畜用飼料の生産に使われているそうです。

私達の食の選択で私達の健康も地球の豊かな自然も取り戻すことができるはずです。

 

伝統文化で地域や国が豊かになる

自然素材だけで造るものを選択することで、職人の技で造られる醤油や味噌や味醂や酢などの伝統文化が守られます。

海外でも醤油や味噌など日本の発酵調味料を起点として食文化は注目を浴びています。パリに日本の発酵調味料専門店があります。

最近デンマークに引っ越したフランス人の友達からメールで「かんずり」の写真が送られてきたのですが、世界で一番美味しいと称されるデンマークのレストラン、“Noma”のスタッフが青森県の発酵調味料「かんずり」をその友達にプレゼントしたらしい。

日本の食文化はどうやらNomaでも注目されているし、フランスの三つ星レストラン「トロワグロ」のシェフも日本の食文化に惚れ込んでいて、メニューには日本から食材を取り寄せて作った料理がいくつもありました(2004年に行きました!)。

一方で、欧米では日本からの輸入が禁止される醤油があります。欧米では使用禁止の危険な添加物を使ったフェイク醤油だからです。

化学物質で作った人工的な味のフェイク食品が国内外で売れて発展するよりも、代々職人が培ってきた技で、日本人の手が作った、本当に感動する美味しいもので地域や国が発展する方が素晴らしくないですか?そういうものには造る人や日本のスピリットがあります。そして生命力に溢れています。私たちは単なる栄養素だけで生きているわけではないのです。

命という人の手では作り出すことのできない大きなエネルギーを得ています。

だから命のないフェイク食品と命のある自然素材の食品とでは価値が全く違ってきます。

 

食料自給率を上げて国家安全保障対策

安くて粗悪な輸入品を選ぶのではなく、国内の良質な自然素材を選択することで、生産者が豊かになり食料自給率が上がります。

現在37%である食料自給率を上げることは本当に大切です。

食料自給率問題は、まさに国家安全保障問題です!

日本人はいざ海外からの食品輸入が止まる事態になれば生きていけません。命綱を外国に持たせている状態です。

それから、食料を海外に依存することは、海外からの供給が止まれば生きていけないのですから外交圧力になります。外交上の弱みを握られることで日本の将来を脅かすかもしれません。

食料と安全の確保なくして豊かな国はありえません!!

もちろん国の政策が変わることも重要ではありますが、まずは私たちの意識が変わり、選択が変わらないと社会は変わっていきません。

そもそもですが、海外のものではなく、自分たちの暮らす土地で採れるものが私達の体にはあっています。土地の食材が、私達の体をここでの気候に順応させてくれます。身土不二の教えです。

 

食は政治、経済活動、医療保険、教育など様々なことに関連します。食一つ見直すことでまだまだ色んなことに波及して社会問題解決につながります。長くなるので今日はこの辺で。

 

皆様には巷に溢れている「見た目は食品だけどフェイク」なものについてきちんと学び、選別して欲しいと思います。

そして周りの人に「本当の意味で美味しいもの」をお勧めして欲しいと思います。知識で訴える前に、まず体感がものを言います。

自分であれこれ説明するのは大変でしょうから、せめてレコッコレのブログをシェアしてくださると幸いです。

レコッコレの講座も用意しているのでお誘い合わせて来てください!初回は2021/11/28日曜日です。

 

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2021年11月08日 | Posted in コラム, 環境・社会問題 | | Comments Closed 

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