制作裏のストーリーを知ろう! -オランダ人作家の有田焼-
感性を刺激しに出かけよう!今回はレ コッコレのあった豆庭ビルの近所の丼池繊維会館2階で開催されている、有田焼の展示会Album Aritaに行ってきました。3階にある柳原照弘設計事務所がMaisonという名で運営しています。展示会の作家さんはオランダ人のAliki van der Kruijs (アリキ・ファンデルクライス)で、柳原氏が指揮する有田焼きの復興プロジェクト“2016/(ニーゼロイチゼロプロジェクト)”の参加メンバーです。有田に3ヶ月滞在して制作しました。
写真のお皿の中の白い斑点模様、これは雨跡です。釉薬を塗ったお皿に、雨が降ってできた模様です。これはAlikiの祖父が毎日つけていた天気の記録に彼女がインスピレーションを受け制作したものです。その名も”Made by Rain”といいます。お皿の裏には雨の降った日付、経緯度、場所の名前が記されています。人工的ではなく、自然のままに起こることを彼女は大切にしているようです。
壁に写っているマーブル模様は、真ん中の奥の大きい円筒状の花器に使われています。コート紙に染料とクリーニング液を垂らし、その化学反応によって自然に起こった模様を転写しています。手前の花器は格子模様で、個人的にはこれが大好きです!¥5000くらいだそうです。欲しい!!
丼池繊維会館2階に”/SHOP”という名のギャラリーショップがあり、上のお皿のように、雨の雫を捉える方法で作ったテキスタイルのスカーフも販売しています。柳原氏製作の有田焼も手に取ることができます。
Alikiの写真も魅力的です。制作のプロセスを記録したアートブックも取り扱っています。作品について詳細は、”/SHOP”スタッフのシノちゃんに遠慮なく聞いてみてくださいね!
アートの見方が分からないと難しく考える人もいますが、作家さんがどういう想いの元、あるいはどういう経緯があり、どんなプロセスで作品制作をしているのかを知ってください!!制作裏のストーリーを知ることで着眼点が分かり、作品の魅力や面白さが増します。
さて、私達も自分の中に起こる想いを、どんな方法で表現しようか!?
私はそれが”生きる”ってことだと思っています!
時間: 12:00-19:00
場所: / MAISON(541-0056 大阪市中央区久太郎町3丁目1-16 丼池繊維会館2F)
問い合わせ: hello@teruhiroyanagihara.jp
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